昨年までのメーカーによる段階的な値上げ基調が、年明け以降からは少し落ち着いた感のあった溶接鋼管類。一方で先週、JFEスチールが3月契約から国内店売り向け鋼管全品種の追加値上げを発表した。高炉品は専業メーカーに比べて値上げのピッチが遅く、若干のタイムラグがあった。流通各社は「足元の実需や出庫状況を考えると、これからの価格転嫁はかなり苦労する」...