溶融亜鉛めっき鉄筋の設計・施工指針が今春、建築と土木の両分野でそろう見通しとなった。社会インフラの老朽更新が深刻になる中、LCC(ライフサイクルコスト)や施工性、維持管理の観点から、安全で長持ちする構造物を施工する建築・土木資材の一つとして新たな防食設計の確立に果たす意義は大きい。 土木学会が1980年以来39年ぶりに改訂し、2019年に「...