全日本特殊鋼流通協会がまとめた昨年10~12月期景況アンケートによると、特殊鋼流通の64%が「黒字」と回答した。ほぼ2年ぶりに60%を超えた前期(62%)に続き、業績堅調が続いた。赤字回答は前期並みの10%だった。市況上昇局面に伴う採算確保に加え、値上げ前の駆け込みで仲間商いが活発化した影響もあった。一方、「適正な利益が確保されている」のは...