将来の跡取りとして会社に入った矢先に創業者の祖父・佐野登氏が突然他界し、弱冠23歳でその重責を一身に背負った。葛藤も多く「とにかく一心不乱に朝から晩まで仕事に没頭していましたよ」。 当時、親子ほど歳の離れた取引先のツワモノたちを「業界の父」と慕い、彼らから学んだ商才や匠のワザを肥やしにして企業経営や現場のモノづくりに生かした。その蓄積が信用...