昨年暮れのこと。「まだ間に合う」という謳い文句につられて、慌ててふるさと納税に申し込んだ。毎年12月は駆け込み時期のようで、年明けの役所は対応に忙しいと聞いた▼節税対策になるふるさと納税だが、税収減少に苦しむ自治体もある。筆者の住む川崎市はその一つで、2021年の市外流出見込み額は69億円。「本来であれば市民のために使われる貴重な財源です」...