日本製鉄の橋本英二社長は5日、社内向けの年頭挨拶で、将来ビジョンとして「グローバル粗鋼1億トン、連結事業利益1兆円」の体制構築を目指す考えを示した。グローバル粗鋼については今年度から5年間の中期経営計画で目標の一つとして掲げていたが、現行中計後の長期の利益目標として具体的な金額に触れたのは初めて。 「1兆円」は機関決定による利益目標ではなく...