昨年も主原料である鉄スクラップの価格上昇は続いた。下期からは合金鉄や輸送費などほぼ全てのコストが上昇。普通鋼電炉メーカー各社は販売価格の引き上げに取り組んできたが、鉄筋棒鋼メーカーを中心に厳しい事業環境で新年を迎えた。脱炭素を背景に鉄スクラップ価格は高止まりが見込まれ、昨年初めと同様、鉄筋各社は再生産可能な適正販価の実現が急務。その上で、激化...