昨年の北海道地区鉄鋼市場は、2年目を迎えたコロナ禍の影響がさまざまな分野で現実のものとなって現れた。特に上期は一昨年に経済活動が萎縮し、建設分野で工事や計画の延期・中止が多発、同時に新規の営業や商談も停滞したことから、年初から物件不足や需要減が露呈。その流れは北海道地区鉄鋼市場にも影を落とし、2021年度の普通鋼鋼材受注量は90万トン割れの懸...