○…時節柄、今年の鋼材市況推移を振り返ると、とりわけ薄板類が昨年暮れからの品薄とメーカー値上げによる仕入れ急騰で年明けから上昇ピッチを速め、春には1カ月にトン1万円ずつ上伸。リーマンショック前の過去最高市況水準を突破しナイモノ高の様相が続いた。○…“周回遅れ”だった厚板も、アジアの造船需要回復を機に潮目が一気に変わり、夏場には薄板同様、月にト...