――21年4~9月期は、収益の大幅改善が進んだ一方で、鉄鋼事業では一過性利益を除いた実力ベースの経常損益が水面下にとどまりました。 「鉄鋼事業は、価格フォーミュラの期ずれなどもあって、結果として原料価格上昇分の転嫁が十分でなかった。このため、在庫評価益を除いた損益がマイナスにとどまったが、取り残し分を含め下期は一定の転嫁が可能とみている。下期...