特殊な合金元素を使わなくとも超ハイテン(高張力鋼板)の加工性をもっと高められるのではないか。革新鋼板の基盤技術確立を目指す国家プロジェクトで、鉄の可能性を広げる成果が次々と生まれている。自動車メーカーなど需要家の期待に応えるには、さらなる工夫と検証が必要だが、超ハイテンの新たな進化の道筋が見えてきた。