――今年度上期(4~9月)の事業利益は1988億円と、前年同期(1143億円の赤字)から大幅に改善しました。 「まず事業環境が好転したことが大きかった。鉄鋼事業では、海外マーケットを中心に鋼材価格が上昇。これまではマーケットが上昇すると、中国が輸出攻勢に転じ、アジア市場の需給に影響を及ぼす局面が多かったが、今回は違った。中国は1~6月、生産が...