世界的な脱炭素の動きがASEANにも波及し、中国系企業が域内各国で計画している高炉新設のリスクが注目され始めた。かつてアセアンには数えるほどしか高炉がなかったが、仮に新設計画が実現すれば域内の粗鋼生産に占める高炉の比率は電炉を逆転する可能性があり、高炉でのCO2排出をどう減らすか問題意識が高まっている。 「海面の上昇でジャカルタやバンコクは...