鋼材市況の上昇を反映し、世界の鉄鋼大手では7~9月期(3Q)連結決算でも過去最高益や大幅な増益発表が続いている。特に3Qは鋼材出荷量が4~6月期(2Q)から減少しても増益となるケースが相次いだ。新型コロナの影響から需要が回復しても能力面で増産が難しくなっており、今後も脱炭素やエネルギー高の流れを受け、生産・販売量より採算や利益を重視する傾向が...