異形棒鋼の関東市況が1千円高となり、およそ12年半ぶりに9万円に到達した。上伸材料だった原料の鉄スクラップが騰勢を弱めたが、電炉メーカーは採算改善は未達として売り腰を堅持。需要家側も急激な相場変動は当面ないとみて、小刻みな価格改定には理解を示し、新値が浸透した。 東京地区の市場価格は、ベースサイズ(SD295・16~25ミリ)の直送が9万~...