日立金属は19日、被削性や靭性などに優れる冷間ダイス鋼「SLD―f」を開発し、8月から本格量産を開始したと発表した。冷間ダイス鋼の代表格であるSKD11の標準切削条件に対して約3・5倍の高効率被削性を実現し、顧客の切削加工速度の向上や金型加工時間の短縮に貢献する。高い靭性を兼ね備えるため、耐久性や、加工の際の耐チッピング性にも優れる。高温焼...