東京製鉄の今村清志常務営業本部長は17日、世界的な鉄鋼需給のタイト感について「少し長引きそう。今年度いっぱいはタイト感が続くのでは」と述べた。従来は「年内いっぱい」としていた堅調感が来年3月頃まで続く見通しとした。 堅調感が長引く最大の要因には中国の動きを挙げた。中国政府は国内価格の高騰を抑制する目的で、8月1日から冷延鋼板や亜鉛めっき鋼板...