不需要期の真っただ中にも関わらず、熱延コイルの国際市況が高値安定を続けている。アジア圏では、新型コロナウイルスの感染再拡大で、東南アジア市場に不安要素がくすぶりながらも、トン当たり1千ドル前後を保っており、欧州や米国市況は依然アジアのホット市況を大きく上回る水準にある。欧米の通商措置や中国政府による鋼材輸出の抑制策が効いているほか、世界的な海...