東京オリンピックと時を同じくして、世界各国の鉄鋼メーカーが4~6月期決算を続々と発表している。一言でいえば「最高益ラッシュ」だ。かつての最大手、アルセロール・ミッタル(AM)は事業売却などで規模を縮小させたものの、同期の純利益はリーマン・ショック前の1億トン時代を上回った▼熱延コイルがメトリックトン換算で2千ドルに達した米国では、各社がいず...