半製品・スラブが世界的に不足している。最大市場の米国で旺盛な需要が続く中、スラブを外部調達し操業する熱延ミルも相次ぎ稼働。一方、最大サプライヤーのロシアでは8月から年内まで15%の輸出関税が課され、供給が増えにくい。中長期的にはCO2排出削減でスラブの外販自体が世界的に縮減していくと予想され、各国で単圧メーカーは調達戦略の見直しを迫られそうだ。