価格上昇が続く米国鉄鋼市場で今週、熱延コイル市況がメトリックトン換算で史上初の2千ドルに到達した。米内需の堅調と輸入鋼材への通商措置、米国産材の供給余力やトラックドライバーの不足による物流ネックなどが重なり、この1年間で約4倍の価格に跳ね上がった。 アジアとは価格差が2倍に広がり、セーフガード(緊急輸入制限措置=SG)を発動している欧州と比...