関西地区の棒鋼市況は、原料市況の高止まりでメーカーが値上げしているため強含みに推移している。新規成約が低調な異形棒鋼と、大手ヒモ付き向けが好調な構造用鋼では荷動き、需給のタイト感が異なるが、流通は品種にかかわらず仕入れ値高転嫁に注力している。足元の棒鋼市況を8日に開催された大阪鉄鋼流通協会棒鋼部会の報告を基に、品種別にまとめてみた。