――業界の景況感を天気に例えると、どんな感じになりますか。 「天気が良いわけではないが、極端に悪いわけでもない。前3月期の業績は減収ながらも増益だったので、その意味では曇りとも違う。曇り空からときどき日差しが顔をのぞかせているイメージだ。工場の稼働率は今年に入ってずっと90%で推移しており、巡航速度を堅持している」――コロナ禍のダメージをどう...