中国鉄鋼市場が、7月1日の共産党結党100周年を控え様子見感を強めている。もともと時期的には華南が雨季の不需要期で、加えて広東省の電力不足による実需への影響も指摘される。祝賀ムード一色の100周年を前に、当局が目を光らせる鋼材の先物取引も出来高が萎んでおり、当面は方向感に乏しい展開となりそうだ。 中国鋼鉄工業協会(CISA)によると、6月中...