財務省の貿易統計や日本鉄鋼連盟の発表をもとに3月の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、熱延コイル輸出ではメキシコ向けが配船のタイミングなど一過性要因が重なり、月間11万トンの高水準だった。3月の鉄鋼輸出はアジア市場が旧正月(春節)前の停滞期に商談が行われていた一方、米国のホット市況はトン当たり1千ドルを超える独歩高が進み、周辺市場のメキシコ...