輸入鋼材に対しアンチダンピング(反不当廉売=AD)措置を繰り出すことで知られる米国が、珍しく他国からAD提訴される事態が生じている。 舞台は豪州で、ニューサウスウェルズ州ウナンデラに本社を置くビスアロイ・スチール・グループが提訴したもの。これを受け、豪州アンチダンピング委員会は3月15日から米国製の合金鋼厚板に対しAD調査を開始すると公示し...