東京製綱は、経営体制を全面刷新する。6月25日付で現在の取締役8人が総退任、社長に就任する原田英幸氏をはじめ10人の取締役を新任する大幅な入れ替えに踏み切る。日本製鉄が東綱に対するTOB(株式公開買付)実施を表明してから3カ月余り。東綱は全役員の交代を通じて自律的な経営改善に向けた一歩を踏み出す。 一連のTOBをめぐっては、業績不振と財務健...