市況は強含み。原料高を背景にメーカーの売り腰は強く、8万円台の市況形成に向け先高観が強まっている。 一方、需要面は冬季低迷期からやや持ち直したが、依然として精彩を欠く。流通は厳しい環境下で価格転嫁に取り組むが、コロナ禍による対面商談の減少、ゼネコンの下げ圧力、安価明細の出荷遅れなどを要因に転嫁浸透に苦戦している。 鉄筋加工業者が5月連休明け...