日本製鉄が自動車鋼板の戦略拠点に位置付ける名古屋製鉄所。その熱延ラインが操業を始めたのは1963年6月のことだ。同製鉄所の誕生から5年後のことで、以来60年近くにわたって高品質な薄板製品を造り続けてきた。これまでの累計生産量は優に2億トンを超す▼日本製鉄がこの熱延ラインを2026年度に全面的に刷新することを決めた。国内高炉メーカーが新設する...