電線業界の2021年春季交渉では、約5割のメーカーで賃金改善の回答があった。産別労組の全日本電線関連産業労働組合連合会(全電線、中央執行委員長・佐藤裕二氏)に加盟する34労働組合のうち、18労組(前回は20労組)が賃金改善の回答を受けた。平均額は537円(同670円)。今春闘では大手メーカーを上回る賃金改善の回答をした中小メーカーが複数あっ...