関東地区の条鋼建材市場では、流通各社が2千~3千円の高唱えの動きを見せている。昨年12月から電炉、高炉とも生産コスト上昇を理由に建値を引き上げ、市場価格も後追いながら供給主導で続伸した。だが1~3月は肝心の中小建築物の実需が精彩を欠き、製鋼原料も調整局面に入ったことで上値の重い状況が続いた。だが値上がり玉の入庫が本格化して在庫簿価は上昇しつ...