財務省が17日に発表した1月の貿易統計(速報)によると、全鉄鋼ベースの輸出は前年同月比13・3%減の243万7千トンとなり9カ月連続の前年割れだった。輸出市場では鋼材価格が急騰したが、内需回復で高炉大手の供給余力は限られた状況が続いており、本格的な回復は5月以降になると予想される。 向け先別ではASEANが11・1%増の93万8千トンと10...