全国ステンレス厚板シヤリング工業会(ANS会)統計によると、2020年のステンレス厚中板(熱延品)販売量は前年比11・8%減の9万1千トンにとどまった。新型コロナ禍の影響による落ち込み度合いはステンレス他品種ほど極端ではないが、民間設備投資案件の延期・縮小に伴い、長期にわたり影響を受けている。10万トン割れは6年ぶり。前年比マイナスは3年連...