三井物産がモザンビークの石炭事業から撤退することを決めた。合弁パートナー、ブラジル・ヴァーレの撤退方針に歩調を合わせたものだが、同国の象徴的な石炭プロジェクトの軌道修正は、原料炭の新たな有力ソースとして期待されてきたモザンビークの評価が後退していることと無縁ではない。 三井物産が保有権益を手放すのは、同国のモアティーズ炭鉱事業と、インフラプ...