日本製鉄は21日、グループ会社の東京製綱(社長・浅野正也氏)に対して22日からTOB(株式公開買付)を実施すると発表した。東京製綱のガバナンス体制を再構築し、業績立て直しを実行しなければ、多くのステークホルダーの利益をさらに害する恐れがあると判断し、TOBに踏み切る。日鉄は出資比率を現在の9・91%から19・91%に高める方針。