商社の鉄鋼製品部門の中で、ここ数年低迷が目立っていた鋼管事業の収益が改善しつつある。各社ごとにばらつきはあるものの総じて最悪期を脱した。鋼管部門の比率が大きい住友商事が公表した事業損益によると、グローバルベースの鋼管事業の基礎収益(一過性損益を除いた稼ぐ力)は2017年3月期が125億円の赤字。これが今期は損益トントンとなる見通しだ。同じく鋼...