財務省が28日発表した貿易統計によると、2019年度下期のステンレス冷延鋼板類輸入量は7万7千トンで、18年度上期(8万3千トン)に次ぎ過去2番目の高水準だった。前年同期比は8・0%増、直前期比は23・0%増。冷延鋼板類の9割弱はSUS304などニッケル系(300系)鋼種が占めており、店売り需要が振るわず、在庫調整が続く局面では、相当の高水...