2020年度の関西地区建設需要は、1万トンを超える大型物件が年度下期に動きだし、19年度の端境期を脱するものとみられていた。ただ、ここにきて新型コロナウイルスの影響により新規受注の低迷、ゼネコンの工事中断などで先行き不透明感が強まっている。今年度の関西建設需要の期待が持てる面と懸念される面をみてみる。(橋川 渉)