関東地区の鉄スクラップ市況は強基調を維持している。湾岸価格が高値寄りで推移する中、電炉メーカーの入荷は鈍化傾向。必要な入荷量を確保するため先々週から一部メーカーで個別対応を含めた買値引き上げが散発している。海外市況の上昇も強材料。東京製鉄宇都宮工場が4日から買値を500円引き下げたが、他メーカーの大勢が様子見で対応したことも市況の基調が強い...