財務省の貿易統計によると、2019年(暦年)における高炭素線材製品の輸入量は前年比13・1%増の21万1660トンだった。年間を通じて増勢が続き、品種別でも鋼索を除いて前年を上回る動きが相次ぐなどして、全体でも2年ぶりのプラスとなった。 品種別では、鋼より線が20・6%増の7万2122トン、鋼索が2・6%減の3万49トン、単線が13・6%増...