還暦を前に「人に恵まれてここまでこれました」としみじみ。周囲への感謝の気持ちを胸に節目を迎える。 1984年の川崎製鉄入社後、会社生活36年の大半を財務・経理畑で過ごした。特に心に残るのが2000年代後半に印JSWへの出資を検討した日々だ。 一を言えば十を返すインド人との折衝に苦労もしたが、その分だけ「エキサイティングで面白かった」。この1...