バブル真っただ中で幕開けした平成初期の普通鋼一般鋼材市況は、旺盛な建設内需を反映し、主力のH形鋼や厚中板が6万円台半ば前後から7万円際で高原相場を形成した。 それでも市況水準は、第一次オイルショック(狂乱物価)期を上回ることがなく、その分、バブル絶頂からピークアウトに転じた平成4年までは短期間での乱高下もなかった。 ただ、バブル崩壊後の「失...