関東地区の鉄スクラップ市況に底値気配が出ている。高水準の船積みを背景に湾岸価格が上昇。また、北関東の一部電炉メーカーで値戻しが指摘され、市中には底値を探るムードが強まっている。一方、地区高値にある東京製鉄宇都宮工場が2月上旬まで冬季定修に入っており「市況が反発するかは不透明」(ヤード業者)と慎重な見方も根強い。ただ、昨年11月以降、下げ局面...