ブラジルを本拠とする鉄鋼大手のゲルダウ・グループは、メキシコで計画していた特殊鋼棒鋼の工場新設を見送ると発表した。自動車向けに供給する予定だったが、関税政策など通商措置による不確実性が高まり、事業化調査(FS)を打ち切る。 同社は昨年5月、メキシコで特殊鋼を造る年産能力60万トン規模の電炉工場を新設すると発表していた。