休憩所の鉄筋からなるパーゴラ屋根
休憩所の鉄筋からなるパーゴラ屋根

 四国の鋼材販売加工大手、アムロン(本社・高松市)が製作に関わったのが、万博会場内にいくつかある休憩所とポップアップステージ。それぞれ1カ所ずつ、「休憩所4」と「ポップアップステージ東内」を製作した。2カ所とも直島町制60周年を記念した「直島パヴィリオン」を設計した藤本設計事務所に製作協力したことがきっかけとなる。 休憩所は設計者の服部大祐氏と新森雄大氏からの依頼。敷地要件による土の掘削があり、それを型枠にした鉄筋のパーゴラ屋根がつくられた。

 「ポップアップステージ東内」も直島パヴィリオンに関わっていた設計者の桐圭佑氏からの依頼で、製作協力した。このほか、服部氏の紹介でGROUP設計の「トイレ1」の製作も行っている。 

 アムロンは材料調達から切断・溶接、現場据え付け、塗装という多業種多工程の工程管理・品質管理をワンストップで対応できるのが強みで、今回の若手建築家による意匠性の高い案件もこなした。