関東地区でニッケル系ステンレススクラップのメーカー買値が9日からトン1万円の続落となった。下落は2月中旬以来、約2カ月ぶり。為替の円高進行に加え、ニッケル相場の下落が反映された。製品需要の低迷からメーカー各社の減産姿勢が根強いことも影響したと見られる。今回の値下げを受け、ニッケル系ステンレススクラップ(18―8)の炉前価格は実勢ベースでトン...