需要に全く盛り上がりのないまま年度末を迎えた中部地区の特殊鋼市場。自動車関連ではある程度の引き合いが寄せられ続けているが、海生部品の不調もあってトヨタの底堅い国内生産台数と連動した繁忙感はない。工作機械など他分野も軒並みさえず、自給材のニーズが伸びないことから店売り材の出荷ペースはなお悪い。市況が現行値を維持しているのも値引きが販売増につな...