昨年は総じて厳しい一年だった。鉄鋼のボリュームゾーンである自動車や造船分野は堅調に推移したが、一方の建材分野では資材費の上昇や人手不足などにより計画の遅れや延期が生じ、それが鋼材需要にも少なくない影響を及ぼした。 ただ今年は徐々に改善に向かうと見ている。中国地方では半導体やカーボンニュートラル関連の投資も動き始めており、また激甚化する自然災...