電炉用黒鉛電極の価格が国内外で上昇し始めた。上昇幅は5~10%と大きくはないが、価格上昇は6年ぶりとなる。電炉向け需要は内外で盛り上がりを欠いているものの、長期にわたる価格低迷で採算が悪化している電極メーカーが強気の販売姿勢に転じた。日本市場では、2025年度上期分の交渉が年明けから本格化する。値上げを軸にした交渉となる可能性が高い。 値上...