再生原料である黄銅削粉の需要減が深刻化の一途をたどっている。問屋のヤードでは、黄銅削粉が入ったフレキシブルコンテナが需要家の黄銅棒メーカーに納入できずに積み上がっている。市中では、一般的な市中相場を大幅に下回る「お断り価格」が見られるほか、発生元の工場から新規の荷受け依頼があったとしても、荷動きが見込めないことを理由に断りを入れる問屋も出ている。